目次道路旧道・廃道国道176号線旧道 その1その2

国道176号線旧道 その2

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・分岐上小倉付近 @レポート:上小倉→追入
2005年11月27日15:00をもって、明治の隧道に代わり大動脈を支え続けた昭和のトンネルは ここに38年に渡る現役の幕を閉じた。初代に比べれば1/2にも満たない現役時代ではあったが、 見つめ続けた車の数は比ぶべくもない数に及ぶ。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・今は喧騒無き旧道 今はひっそりと静まりかえった旧道。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・新トンネルに吸い込まれる車達 あのトンネルに吸い込まれていく車の喧騒がついぞ今し方まで、 ここにあったとは俄に信じがたい。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・旧道の急カーブ こうやって見るととんでもない、めちゃくちゃ急って程でもなく、ヘアピンと言うほどでもないが この勾配のこの急カーブのこの広さに、大型車が往来していたとはね。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・トンネル情報板 いつ来るとも知らぬ通行者に向け「トンネル出口カーブ注意」はいつまで投げ続けられるのだろう?

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・谷間 こうやって見遣ると、なかなか凄い谷間であったことが解る、 だが現道は、もうここまで上らずとも良い、もう冬の積雪や凍結に悩まされることもないのだ。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・「鐘ヶ坂トンネル」丹波市側坑口 38年間多くの車を飲み込み吐き出し続けた坑口。 風雨などの自然、排気ガスに汚れたトンネルは、 漸く休まる時を得た、それは果たしてトンネルの人生としては良いことなのだろうか? この直上には更にそれ以上眠り続けた隧道が存在するのだから・・・

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・丹波市側をトンネルより望む しかし、まぁ、この出てすぐの急カーブ、思えばひっどい線形だったな(苦笑

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・トンネル内 こーんなこと、現役時代なんて、とてもじゃないが絶対に出来なかったよ! 一人喧騒から遠ざかった鐘ヶ坂トンネルを満喫する。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・篠山市側をトンネルより望む 篠山市側も出てすぐの急カーブ、丹波市側ほどじゃないにしろ、こりゃ恐ろしい、 トンネルが直線だっただけにね、明るいところに出たとたんカーブが待っていた。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・「鐘ヶ坂トンネル」篠山市側坑口 まだこのトンネルが造られた時代は、一大事業だったのだろうな、 兵庫県知事の筆による扁額が掲げられている。※現在この鐘ヶ坂トンネルもフェンスにより閉鎖されています。
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国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・おにぎりも今は昔 旧道は県道か、市道に格下げられるのだろうか、 物言わぬおにぎりが一人佇む。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・山への一直線 山へ向かっていた一直線、この脇には人家があり、 また、この奥にある県道の更にまた奥には工場もあり、 需要が無くなるといったことはないだろうが。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・現道との再会 すぐ脇には1012mも地中を貫いてきた現道が姿を現す、 ここで道は再び喧騒に再会する。

国道176号線旧道 鐘ヶ坂旧道・分岐追入付近 また、そのうち差し替えるけど。 なんか、感慨深げに語ってしまったよ・・・(笑 因みに、新道一番乗りは何ら感慨深くなかったよ・・・

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