熊本県道318号 北里宮原線

国道387号から国道212号に出たいなというときに小国市街地を通らずにショートカットできる3桁県道だが、どれほどそういった需要があるかは不明である。 沿線には学びやの里、北里柴三郎記念館のほか、「北里橋梁」「北里トンネル」「幸野川橋梁」といった旧国鉄宮原線の遺構があり、ハイキングコースにもなっている。 飲食店は起点付近に数軒ある、コンビニエンスストアやガソリンスタンドは皆無である。
調査日:2012年9月 公開日:2023年7月

国道387号分岐・熊本県阿蘇郡小国町大字北里 起点 @レポート:北里→宮原
小国町北里で国道387号から分岐する。r318はここを左折する、R387は直進。 [地図]

r318ヘキサ 「熊本県道318号 北里宮原線」県道標識。R387から分岐してループを描いて下っていく。

国道387号交差 国道387号の「北里跨道橋」(1993年)をくぐる。

中央線消失 北里跨道橋をくぐってすぐに中央線がなくなってしまう。

北里橋梁 旧国鉄宮原線「北里橋梁」をくぐる。登録有形文化財に登録されているコンクリート製の充腹式5連アーチ橋、鉄材節約のため無筋コンクリート造となっている。 廃線跡は現在遊歩道となっており、橋梁も歩道橋として機能している。

中央線消失復活 町道との分岐から中央線が復活する。

左にカーブしながら緩やかに下って行く2車線の道、右手に北里川の流れがある ゆるやかな下り。

左手に北里柴三郎記念館がある 「熊本県道318号 北里宮原線」県道標識。ここ小国町北里は北里柴三郎生誕の地で、この左手に「北里柴三郎記念館」がある。ここからまた中央線がなくなる。

沿道に立つ建物が最後となる 集落端、ここから山の中へ入っていく。

中央線はないが車同士がすれ違える幅はある、両側にガードレールがある カーブのところで「岩爪跨線橋」で国鉄宮原線跡を跨ぐ。

左にガードレールがあり、右には土手がある しばらくの間面白みのない道が続く。

左右に小国杉の林がある 杉林の中に入っていく、小国杉として有名なのだそうだ。

道幅にとても余裕がある、左に広いスペースが取られている 左に広いスペースがあった、待避所ということもないだろう。

2車線にできそうなくらいの道幅がある、右の緩いカーブでカーブミラーが設置されている それでも2車線にできそうなくらいの広さはある。

杉林の中左にカーブする、右手には建築会社の資材置き場がある 右手に建築会社の資材置き場があった。

道幅が結構広く取られた下り坂、両側は相変わらず杉林 ゆるやかに下っている。

右カーブの手前で旧国鉄宮原線跡の遊歩道に架けられた橋をくぐる 右にカーブする手前で旧国鉄宮原線をくぐる。ここに架かる橋は宮原沿線上で有名なアーチ橋群と違い桁橋だったようだ。 橋台には新たにコンクリートで付け足したような跡があり遊歩道として整備するにあたって橋が架け替えられたのだろう。 するとここにはどのような橋がかけられていたのだろうか、鋼鈑桁橋? 鉄不足で竹筋を使用したなどと言われる時代に? それとも鉄筋コンクリート桁橋? そして橋梁名は何だったのか。

林が開けているのか、道の先にある右カーブの向こうが明るい 向こうが少し明るい。

杉林が少し開け左手に田圃が現れた 谷が少し開けた。

中央線はないが幅の広い道、先の右カーブで進路を西に向ける 西向きに進路を変える。

左手に運送会社の倉庫があり、右手には山が迫る 運送会社の倉庫横を行く。

左手に精米店があり、そこを過ぎると両側の路肩の白線が復活する、右手にはモルタル吹きされた崖が迫る 精米店の前で路肩の白線が復活する。

右カーブ、右手には民家の石垣がある、左には樅木川の流れ 右カーブ、民家の石垣で見通しが悪いので注意。

旧国鉄宮原線「幸野川橋梁」が樅木川と県道を跨いでいる、コンクリートでできた6連のアーチ橋 旧国鉄宮原線「幸野川橋梁」をくぐる。物資欠乏の時代に造られたアーチ橋で鉄筋の代わりに竹筋が使われたともいわれる橋。 現在は線形改良され、ひとつ向こうの支間(アーチ)をくぐるようになっている。

右手の山裾に西村集落の家々が立ち並んでいる、左手は一段下がったところに田畑と樅木川が流れる 西村の集落を行く。

集落の端あたりで道の両側にひいてあった路肩の白線が途切れる 集落を出るあたりで路肩の白線がなくなってしまう。

左手に牛舎がある 牛舎の横を通る。

左手に田んぼが広がっている、田圃との間にはガードレールがある 樅木川の流れによってできた谷底平野。

左手に田圃、右手に畑と民家の石垣、先には山の上に杉林がみられる 前方にもこんもり杉林。

右側の擁壁が新しいい2車線の道になった なんと、ここにきて2車線になる。

まだ新しげの2車線の道、道のすぐ横左手に樅木川が流れる 土砂崩れでもあったのだろうか?

右にカーブしつつ左に小国町道西原線が分岐する、カーブを曲がり切るあたりで2車線が終わる しかし、左に小国町道西原線が分かれるところで2車線が終わってしまう。

尻江田の集落を走る 尻江田の集落に入る。

消えてしまっているが中央線が引かれた集落内の2車線の道 部分的に狭まっただけで、その先消えてしまっているが中央線が引いてある。

樅木川渡河 「尻江田橋」で樅木川を渡る

道は中央線がなくなりまた幅が狭くなる、少し上りになっている、左手に落石注意の標識がある 川を渡って集落の端に来ると再び道は狭くなっている、現在はこの区間は2車線になっているようだ。

再び杉林の中に入っていく 再び杉林に突入。

杉林の中の右カーブ、道幅は十分ある 離合には全く困らないくらいの道幅はある。

右にカーブしながら鞍部を越える ちょっとした鞍部を越える。

杉林の中をまっすぐ下る ずーっとまっすぐ下っていく。

切原の集落を走る 切原の集落を行く。

国道212号合流・熊本県阿蘇郡小国町大字宮原 終点 小国町宮原で国道212号にぶつかってr318は終わりを告げる。 左右の道がR212。 [地図]